わたがしをつくる

目の隈が永遠に抜けないままなにか書いている。

春を始めるはなし ふたつめ

なんだかステージ名みたいですね。

またしてもお久しぶりです。〆切めっちゃ破ってすみませんでした…。

 

さて、今回の星は廻る月は廻る 4周目後編

いかがでしたか、とはあまり言えませんね…前後編分けたにも関わらず30分越えをしておりとても視聴に体力を求められる動画…な気がします。
(実際、私自身体力を大分持っていかれました)
加え、画質も伝えている通りニコニコの仕様上、30分以上の動画は最低画質まで落とされるため本当に申し訳ありません…。
もしご視聴がまだでしたら、見るラスグッラとしてよろしくお願いいたします。

ではいつも通り本題へ。

元々4話は起承転結の結として割り当てていました。
琴葉姉妹は関係性が落ち着き、またそれにより結月紲星両名も関係性の進展を行います。
そして同時に予告や0話前頭にあったプロローグの意味も含めています。

出逢いと表層的な関係を築き上げ、確かに手にした1つ目の結末。
本来であればここは物語の終わり際や節目の役割を果たす、そんなシーンとして割り当てられる場所でしょう。
ですがこの子たちにとっては全くの別物です。
なぜなら、既に琴葉姉妹も結月紲星も過去を積み重ね生きてきているため。

先ずはここの掘り下げから…の前に1つ。

今回の物語、私は出来る限り出演キャラへ「人」を強く意識しています。

必須な部分(信念や信条、感情の振れやすさ)は確定要素として注ぎ込んでいますが、それ以外は私の主観に沿った解説しか言えません。
あくまでもこの子たちは1人の人であり、どんな生き方、どんな取捨選択をしたかを知っていても知っているだけに過ぎません。

なるべく多くの時間を理解に費やしてはいますが、それでもそれは私の「思った」であることをお願いします。

とてもまだるっこしい言い方ですが、もし視聴した方と私の考えがズレていても、それも1つの答えだと思っています。
(ただ…こう考えてて欲しい、と言う強さは多少ありますが…これもまた人故でしょうか)

 

 

前置きを終えまして、琴葉から。

琴葉茜は記憶を喪失しています。それは彼女が言った様に琴葉葵に関する事を大部分占めており、正しく茜が甘い物へ固執する理由でもありました。
恋のきっかけは動画で出さないため口を開きますが、一目惚れです。

幼い頃。葵は体が弱くほぼ入院し続けており、茜は葵を妹とは認識出来ていませんでした。(大事な子があなたにはいるから、と常日頃聞かされてはいた)
そんな中、ようやく自宅療養まで許された葵と邂逅します。春先の穏やかな風たなびく先、普段自分が読んでいる絵本ではなく活字の入った(病院からこっそり持ち出した)古めかしい書籍を眺める儚い空色の少女。

自分と同じ姿形でも雰囲気は真逆で、それだけで初恋には十分な要素でした。
ですがそれを恋と認識する前に茜さんは初恋を終えます。
きっかけの出来事はある日葵が風邪を引いた1日。
初めての事態に茜は戸惑います。
(そもそも葵が体調悪い時は必ず病院へ戻されるため、今回は家に帰れなかった家族が悪い)
けれどそれでも茜はなんとかしようと、まず葵に風邪薬を飲ませようとします。しかし茜は苦いものが大嫌い。そして浮かんだのは
「もしあおちゃんが同じように苦いものが苦手だったら?」
親からはあなたが守ってあげるのよと言われ続けた茜。
だからこそここで茜は1つのしがらみを自らに生み出します。

「この子は私がお姉ちゃんでいないと死んでしまうのでは?」

双子の姉妹、生まれた日は同じ。そこに姉妹としての区別を考えるのは茜にとって理解できなかったものです。
ですが茜はそれを自分から否定し、対等ではなく自分が守る立場になるとこの日から意識し始めます。
結果生み出された、決意のホットミルク。
ここから茜は意識していなかった恋心を全てお姉ちゃんでいることに切り替え、文字通り葵のために成長を始めます。

※琴葉親は仕事関係の事情により、とても家を空けていることが多く(空いた平日などは必ず過保護なほど茜葵へ関わってはいても、それでも時間的には少ない方)
必然的に茜は人ではなく物で心を満たす、そんな環境下にありました。
そこへ現れた葵という妹の存在。加え幼いながらも初恋相手。
彼女が心を満たす行動を人へ尽くす行動原理へ昇華させるにはすぐでした。

そんな姉へ葵さんはというと、めちゃくちゃなパーソナルスペースをしてくるため、心象良くは思っていませんでした。
病院では周りから距離を置かれており(個室入院だったため)親は「あなたには大事な子、支えてくれる子がいるから」と言い聞かせられてきた日々。
当時本の虫であった葵さんには、その言葉はまるで「私にはここから出してくれる王子様がいるんだ」と夢を見るには十分でした。

ですが実際に出会えたのは自分と瓜二つの少女。

自分とは違い快活さを持ち何でも自分でこなしてしまう、本の主人公のような存在。
憧れ、妬み、様々な感情あれどそこには1つの失望

(…女の子じゃ、私の王子様にはなれない)

 

瓜二つの中、真逆の感情を抱いた琴葉姉妹。
ここから2人のへんてこな日常ははじまります。

茜は葵へ尽くす一方、自分に対し非常に無頓着。

葵はそんな茜へ失望を隠しつつ、自身を顧みないためどこか危うく、けれどこちらには慎重に接してくる姉に対し納得の行かない気持ちを抱え続ける日々。
ですが互いに自分の無いものを持っていた姉妹。
茜は葵のように落ち着いた人になりたい。葵は茜のように自由に走り回りたい。それはどちらも影響を与え、落ち着きを持ち朗らかながらも妹を見守る姉と無鉄砲ながらもそんな姉を動かす妹…そんな姉妹へと育っていきました。

しかしその最中、1つ琴葉姉妹に機転が訪れます。
幼少期終わり頃、両親がとある事情により離縁を決めます。
その際取り決めにより茜は父へ、葵は母へ引き取るとなりますが…茜はその内容を一足先に知ることとなりました。(決して両親はこれに関わりはありません、知ってはいましたが)

最中、茜が起こす行動は拒否でも逃げるでもなく、姉として妹のためにできることをする。
茜は葵へ約束を3つだけ行います。(その際意図的に茜は記憶に残りやすい味覚へ訴える存在を渡しています)
1つ、必ず迷子になった時見つけること。(祭りの甘味:綿菓子等)
2つ、必ず葵にとって誇れる姉でいること。(チョコレート)
3つ、約束を忘れないこと。(ホットミルク)

さて、いざ離れる日が近づく時。茜だけではなく葵も薄々何かを気づき始めます。それが何か分からずとも。
それは何かを探る日々、葵は茜が1人だけ鍵をかけた部屋で泣いているのを聞きつけます。
なぜ?あんなにも凛々しく憧れだった姉が、絶対に自分にとって導べだった姉がなんで泣くの?
そこから葵は1つ思い違いをしていたのでは?と浮かべます。

「お姉ちゃんはもっと本来わがままな人なのでは?」

まだ言うべきではないだろうと、2人が離れる日は決行されます。
父曰く「茜と出張に行ってくるよ」と
母曰く「行ってらっしゃいって言える?葵」

普段たまにあったやり取り、だから分かっている茜も分からない葵も同じ言葉を伝えます。

「またね」

 

察しがよく聡い茜。
けれど彼女はまだ幼き子供です。全てを分かりつつ受け止めきれる訳もなく、父のすきを見て父私用の財布を持ち出し妹のいる関東へと走り出します。
しかし後少しというところで茜は事故に遭い、最も強く頭に浮かべていた記憶を落としてしまいました。

それが最初にお伝えした、琴葉葵に関する事。

間違いなく茜は葵の全てを落とし、双子の姉妹ではなく1人の琴葉茜として目覚めます。

ですが姉として、茜としての意地。1つ、また1つと年を重ねていく間に父が隠そうとしている何かに気づき、茜はそこから琴葉葵を知り、1つずつ思い出していきます。
そしてたどり着いた記憶には「約束」「甘味」

約束こそが最も思い浮かべていた記憶のため、今日に至るまで思い出すことはできませんでしたが、これこそが琴葉茜を恋に向かわせる少女ではなく姉の存在でいさせる物語。

一方葵は、姉がなぜ本来の姿(一番はじめに出会った茜)をやめてしまったのか、わがままを消し去ってしまったのか知りたい、見たいという気持ちから姉ではなく茜を知ろうと動き始めます。
その中で悩むことあれど、彼女は一切後ろは向きません。
なぜなら知っていく度に、姉であろうとした茜を浮かべれば強くあれる心をもてるから。そして約束を必ず破らない姉はそれが間違いでも見つけてくれた時正しい道へと手を引いてくれるから。

 

これが恋を隠した茜と、ひたすらにまっすぐ姉と向き合い続けた葵の物語の始まりです。

彼女たちにとっておそらく終着点は恋でなくてもいいのかもしれません。
ただ自分の嘘も隠したい事も、願いたい事も忘れたくない事も向き合い分かろうとひたむきであり続けてくれる。それが茜であり、葵であっただけだから。

 

そんな彼女たちを誰よりも近くで見守り、成就を見届けたのが他でもない何かを諦めた結月ゆかりで、何かを望み続けた紲星あかり。

 

 

これから4人と1人が成す物語、どうか同じように見守っていただければ幸いです。

 

 

 

おまけ

春を始めるはなし ひとつめ

とてもお久しぶりです。そしてお待たせして申し訳ありませんでした。

 

久々にこちらの内容についてまた言及していこうと思います。

まず1つ目

紲星あかりは7月7日に死にます。

0~3話で既に雰囲気は伝わっていたかもしれませんが、それだけは変えようのない物語です。
休止をするとお伝えした際に提出させていただいたプロットでも分かる通り、「奇跡」に頼らない限りこれはどうあがいても覆りません。

物語を始める時、奇跡を起こせる条件は自分の中で決めており
・7/7に物語を完成させる
・奇跡を起こしても許されるだけの行動を結月及び紲星に行わせる

この2点が必須項目でした。
(そもそも奇跡が起こらないほうがとてもきれいに終わるのでわがままを通す物語でもあるんですけど…)

今回はそのわがままを通せない物語としてプロットを全て書き直しし、4話前篇として上げさせていただきました。
大筋はほぼ代わりありませんが、プロットを読んでいたとしてもとても様変わりした内容を楽しんでいただけたら幸いです。

 

そして2つ目

星は廻る月は廻ると銘打った通り、これは紲星あかりと結月ゆかりが主役の物語です。

そんな中、現在琴葉姉妹の物語が主軸として進んでいます。
それについて少し言い訳をさせてください。

 

人は無意識で行動をする時があります。
ただそこには必ず、今まで生きてきた環境が影響を及ぼしたりもするはずと私は考えています。

では星月の5人はどうでしょうか?
舞台は花のある学生生活。きっと悩むことあれどまだ選択肢は往々にして用意もされていれば作ることのできる子たちです。

ですが紲星あかり、結月ゆかり、琴葉葵、琴葉茜…この4人を支える人は誰もいません。

だからこそ「悩む」という選択肢がこの子達の頭には存在がしません。
「悩む」行為に割く時間も余裕もなく生きているから。

そんな中あかりとゆかりは「大人」として存在しています。
誰かにとって頼ることができ、人へ寄り添える余裕のある人として立ち振舞います。だからこそ2人は琴葉姉妹へ助言し、手を貸すべきか見極めつつ見守るのです。

ですが0話と3話ではあかりの弱さ、2話と4話前日ではゆかりの弱さが垣間見えます。
その弱さを「嘘」や「虚勢」で隠して頼られる存在を演じるのが結月ゆかりであり、紲星あかりでもあるのです。

だからこそ2人は琴葉姉妹へチャンスを渡したり、ダメな事はダメと言い聞かせます。それは自分たちのように諦める大人になって欲しくない、そんな気持ちもあるかもしれませんが…それ以上に

せめて私(達)には甘えて、子供でいてもいいんだよ

形は違えどあかりとゆかりは言葉と行動の全てで琴葉姉妹へそれを実行し続けています。

だからこそ琴葉姉妹は今まで溢れても見なかった、見えなかった悩みと向き合い苦しんでいます。
本来なら少しずつ、余計にこんがらないように優しく解いていく悩みは積もり積もって2人だけでは解決できないものとして形作っていました。
それを表層化させたあかりとゆかりは「大人としての責任」を持って全力で琴葉姉妹を支えようとします。

紲星あかりは琴葉葵を、結月ゆかりは琴葉茜を。
どこか自分を見ていると感じるからこそ、少しずつ虚勢が張れなくなり始めている2人はそれでも意地や信念だけで事を成そうとします。

 

ではなぜここまで琴葉姉妹が成長し、安定する必要があるか。

あかりは日が経つに連れほぼほぼ強くいられるだけの余裕は消えかけおり、ゆかりも本来は精神が強い人ではなくただ知っているから、分かっているから耐えられているだけに過ぎません。
きっと、2人は全てに直面した時心折れそうになるでしょう。

そんな2人を支えられる存在として絆を結んだ琴葉姉妹がいるのが5話以降として成り立っています。
友人以上の関係性を築けたからこそ、あかりとゆかりは「大人」を誰にも演じる必要は消え、そこで初めて自分自身の問題と向き合い始めるのです。

ですが紲星あかりへ七夕に奇跡は起こりません。

そして結月ゆかりは絶対使わないと決めていた「時計」を「大人」であるために使うことを決めました。


1つの道筋から外れた彼女たちは奇跡に頼らず何を見出すのかを
どうかお見守りいただければ幸いです。

 

冬が終わるはなし ふたつめ

お久しぶりです。
そして投稿が遅れて申し訳ありません…。

3話以降の話は1話と同じく、意味がある日付に視聴していただけることに全ての意味を込めているため、必ず投稿の遅れはないように死ぬ気で努力します。




さて、今回は3つある冬の話…いえ、2月で冬は終わり。
もう春を迎えなくてはいけませんね。
そんな冬の終わりを伝える星月2周目の話をしていきたいと思います。

1話と同じく、内容の補足はどうしてもお伝えできませんが
「割れたチョコ」と同じ存在「傷ついたイルカ」を通して込められた意味を記載していけたらと思います。

まず今シリーズは徹底して誤字は存在しません。言葉の嘘はありますが…。
そのままの意味で受け取っていただけると嬉しいです。
(具体的にお伝えすると、私は1人の子に対して今回1立ち絵しか使いません。※過去の様子は除く)
 嘘を言っていればその時点で演出で嘘だと分かるようになるべくしていけて…ますかね…?  全て終えたら全ての言葉の意味をブログにてお話できたら嬉しいですね。

話を戻しまして。

ラストシーンにて紲星が冬を好きになるきっかけを作ったイルカ。
彼女は紲星と鏡写しとして存在しています。

紲星も口に出していますが「自分のことで一杯一杯なのに」
0話と2話をご覧になった方は特に顕著に感じると思われます。
紲星自身も口には出さないけれど何かを背負っており、抱えきれず潰れかけている状態です。
だからこそ紲星は1人の時とても弱く脆く、いつ崩れてもおかしくない程に不安定さがあらわとなります。

 しかし1話にてそんな感情つゆ知らず、琴葉姉妹に対して誰よりも頼れる人を演じきりました。
そんな余裕あるはずがないのに、それでも彼女は底抜けに優しい子だから。
2話の開幕にて紲星あかりがデートに行く理由は唯一つで、まだ琴葉の事が心配だったからです。
自分の事を考えるのを忘れるほどに、この子は人がいい。

でもそんな子でも、体調を崩し弱りきった時、誰も近くにいてくれないのは子供のようになってしまうほど耐えきれなくて。
 だから紲星あかりは結月ゆかりへ…大人ではなく子供の言葉をただただ堰を切ったように吐き出しました。

 イルカはそんな紲星を見かねてか、自分と同じような子だと感じてか、全てを克服しパレードを終えきります。
紲星もイルカも誰かのために何かを成し遂げ、本来であれば誰にも知られないのかもしれません。
ですが結月(茜)は理由を必ず見定めます。
どうしてそこまで人に尽くすのか。どうしてそんなに頑張ってくれたのか。
そこに至るまではきっと複雑な糸が絡み合っているかもしれないけど、理由は多分簡単で。
笑ってほしかったのかもしれませんね。

何かを好きになるきっかけを貰った紲星。そしてその結末を傍で見ていた結月。
終幕は変わらずとも、どうかこの2人の行末を見守っていただけたら幸いです。

加え、琴葉姉妹もバレンタインをえてから少しずつ、それでも強く何かを意識しはじめ成長しています。互いに誰かへ憧れ、焦がれ、少しずつ自分なりの答えを探し当て。

次の話はまた2週間とび、3月14日。
結月紲星と琴葉はきっとここで1つの気持ちを固められるのかもしれません。

春初めはまだ冷えるかもしれませんが、どうかこの子達にも暖かな風が運ばれてくるよう見守っていただければ幸いです。



チョコを割れるようになった葵ちゃん。かわいいですね。


蛇足追記

今回のシリーズ、結月と紲星パートはどうしても最初だけ(主に0話、2話、3話)が
「なぜその行動をするのか」の意味を知るまでは読み解くのが難しくなっていると思います。
(そのため本来であればまだ出す予定のない【紲星あかりの姉】と呼ばれる存在を前倒しで出演させました。この方の言葉がそのまま結月とは、紲星とは、に繋がるため。)
 どうしても2話は1話と違い、感情移入が難しい話になっていたかと思います。
ですがもし結月と紲星の関係性について明らかになった時、ふと思い返していただければ幸いです。

わたあめは自信を持って2話も1話と同等です、とお伝えしたいです。









ところで本来みつあみになったあかりちゃんは、
両手で左側のみつあみを肩の前で不安そうに触りながら握りながら少し俯きつつゆかりさんを上目遣いで見ています。
(身長設定公式準拠 結月>琴葉>=紲星)
演出無理でした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

冬が終わるはなし ひとつめ

お久しぶりです。
今回は冬の話のひとつ、
星は廻る(まわる)月は廻る(めぐる) 1周目についてお話します。




琴葉姉妹と結月紲星。
タイトルだけ見れば結月と紲星の話に感じるかもしれませんが、できれば先入観を取って見ていただけると幸いです。
前提として、普段琴葉に対して設定している
【茜は天才】【葵は努力家】を
【結月紲星は天才かつ努力家】【琴葉は努力すれば天才を超える】
この2点に変え存在させています。

正直話せる内容はまだ無いに等しいですが、ラストシーンの補足だけさせていただこうと思います。
チョコを渡すという行為ですが、これは今の茜自身を表しています。
本来であれば大事な(甘いもの=茜)が既に苦しい対象になっています。
けれど何よりも耐え難い存在には変わりがないため、葵は嘘をついて受け入れる選択肢を選ぶことは到底出来ませんでした。
だからこその「今は」を加えた言葉。
それが茜を傷つける意味と分かっていても、彼女は先に進むための選択を選びました。
だって過去が一切存在せず、その数少ない過去さえ溶け消えてしまったため。

ですが十数年も同じく想い続けたのは葵だけではありません。
本来であればつけ刃、メッキのような作り方で葵にチョコを作るべきではないと知りつつも、茜はそれでも過去へ縋りました。
苦いチョコでコーティング(メッキで現状を隠す、先に延ばす)行為をしてでも、未来だけでなく今も過去も含め葵との思い出を捨てたくなかったから。

ですが茜は葵を思うあまり、力を入れ過ぎてチョコを砕いてしまいます。
まるで葵を大事にするあまり、甘いものを強制して壊しかけていた自分のように。

けれど葵に対して自分が持っている大事なものはもう持ってないと自覚しているからこそ、全てをかなぐり捨てて怖くても苦しくても(今まで=関西弁)を消して必死に頼み込むのです。

茜に対しての葵の返事…それは「甘い」でした。

コーティングがなくなったチョコを葵は全て食べます。
葵は茜に本当の想いを打ち明け、茜の気持ちを受け入れる準備はできたからこその言葉でした。

まだ琴葉は少し進んだばかり。けれど確実に「一緒にいたい」という2人の気持ちは一緒に踏み出せたのかもしれませんね。


牛乳の話

牛乳おいしいですよね。




今回はこちらの話。

以前Twitterにて、コーヒー姉妹をばばーっと呟いているのをご覧になった方は既視感を覚えるかもしれません。
 そちらを練り直して映像化させてみたのが今回の動画です。

姉妹の話を創る上で必ず「なぜ姉妹は標準語と関西弁なのか」を土台として私は作っています。
 方言が変わる、というのは数年ではどうしても難しいと投稿者自身が思っており
(かなり標準語に近い地域には住んでいるものの、方言とされている言葉を意識していても未だに使ってしまうため)
それほど長い年月遠くに住んでいて、仲良くなることのできる家族というのはとても貴重だと思います。
 それこそ離れていてもやり取りをしていたり、忘れないようにずっと相手を考えたりと。


では、この姉妹にとって思い出になった物…それは味覚です。
この姉妹にとってよりすがれる髪飾りのようなものはなく、幼少期から離れてしまっているため髪型がどんなかさえわからない(だから2人とも髪はあまりカットができず伸ばしている)
 けれど茜は葵へ初めてあげた物。葵は茜から初めて貰った物。
これがずっと2人を繋ぎ止める役割として果たします。

茜は幼少期甘いものが苦手でしたが、葵の事を忘れたくない一心で甘いものばかりを作っては食べさせてあげたいとずっと繰り返していたため、重度の甘党になっています。
 
逆に葵は甘党でしたが、茜に出会うまでずっと思い出のチョコを探しており(買い物に行く度お菓子を買ってもらえるなら必ずチョコ、限定のチョコがある時はとにかく買う)
買う度に思い出のチョコではないと沈んでいたため、あまり甘いものが好きではなくなっています。

親元を離れ2人で暮らせるようになった姉妹。
いつか砂糖を入れること無くただのホットミルクを一緒に飲める時が来たら、きっとそのホットミルクは甘いのかもしれませんね。

あったかもしれない話(If)


今週の話本当にすみませんでした。(土下座)

琴葉茜はお姉ちゃんになりたい!!はいよいよ6話目。
0話から数えると実質7話目となります。
(0話から追ってくださる方々、毎話感想をくださる方々、ご視聴をして下さる方々、広告を下さる方々、本当にいつもありがとうございます。励みになります。)

さて、開幕のクソデカ文の理由をお話します。
単純に投稿する際に決めた、自分の決め事を破ったためです。

いくつかありますが
・場面転換をする前にシーンに区切りをつける。(視聴者を置いていかないため)

これです。
完全に今回はやりました。やらかしました。


毎週月曜!お仕事や学業の始まりでも楽しめるように見てね!!
と決めたかは覚えてませんが決めたシリーズ(略し方が自分でも分からない。お姉ちゃんになりたいとでも呼ましょうか。)

この話は最終話前と最終話だけは内容が確定しています。
なので、そこへ導線を引くように齟齬をそれまでに打ち消しつつ次週を楽しみにしていただける終わり方をしているんですね。
(出来て…るのかな…どう思いますわたあめさん。初耳ですね。なーるほどぉ…。)

では今回何が起こったか。
今回妙にシーン展開が早いと思った方。正解です。
そこ作った上でぶった切られてるせいです。

8分まで存在してた動画が6分まで削られててかつ、削った部分に心理描写がありました。

6話で伝えたかった事と、伝えきれてない確信からぼかしつつネタバラシをします。
(ここに記載するのは描写が甘すぎるなって思ったのです。メインは別)

・琴葉茜は記憶を思い出したらどうなり始めるのか。
(次話以降への導線。
あかりは知らない、ゆかりは知ってる、葵は最後のシーンで知った。
ゆかりは何故知ってるのかを語るシーンが「全問正解です」の間にありました。
あかり、ゆかり、葵は標準語なのが本来おかしく、葵よりも茜と長い時間一緒にいる。)

・味勝負
(これをした理由。及び削った言い訳。
あかりは人の嘘を一瞬で理解できます。

「誰かが頑張って作ったご飯は好き」だけど
「記憶を思い出しかけた茜の舌にとっておいしい」かは別の話。

茜は記憶を必死に思い出そうとしていますが、思い出しかけた現状味覚が入れ替わっています。

昔の茜は海老が好き。
今の茜は反発心で海老が心理的にも味覚的にも嫌い。
記憶を思い出しかけてる茜は美味しいと強制で感じる。
でも美味しくない自分は3割程度まだいる。
でも恐らく葵が作ったのだからおいしいと言う。

この工程を得て 茜「おいしい」となり、あかり「なんで嘘つくの?」

この会話が生まれると、必然的に葵は茜に押し付けをしている事に気づきます。
(好きな人へ苦しみを背負わせる覚悟が現状一切できていない葵へ)

それを避けるため、なるべく美味しいの言葉が避けられ、紙に書いて伝え終わる勝負をゆかりはけしかけています。

そんなゆかりさんの気持ちなんて知らず、いいねTIPSの想いも知らず茜ちゃんが提出する答えは全問不正解。
あかりちゃんは全品茜のために作られてて笑いつつ、真剣に今の茜が好きかもしれない、そして自分がもし好きな人に作る時。ゆかりと葵の気持ちになって全問正解をする。
今まで憧れでも目標でも、真剣に2人を見てきたからこその全問正解。

あかりのひたむきさと、茜のちぐはぐさにゆかりさんは感情がぐちゃぐちゃになって告白をしてしまう。

分かる訳有りませんね!!

削った理由ですが、記憶を思い出すにつれて味覚もなくなるが存在してたからです。
基本茜の事をゆかりさんが一番理解し続ける現状、どうあがいてもゆかりさんは阻止に走り始めますし、変わる原因の葵とあかりを許せなくなり、きっかけを作った自分を許せなくなります。

そんな暗い話はいらないんですよ!!(既にギリギリ)

1話を例に出すと葵は妹になる(お金が動く)活動を生徒会長の立場でしています。
やばいですね。(次話で回収予定)


そんな風に必死に齟齬と暗い話を削っていたら本編削っておかしな事になりました。
ド反省ものです。
(でも今回の話も面白いはずなので是非見てください。
0通目から追っていただければある程度想像がしきれる話には収められていると思います。
ただ6話だけ見た時面白いかと言われると土下座しないといけないのでめっちゃいつもよりTwitterが荒れてたんですね。わたあめさん反省してください。してます。偉い。)


台本いい加減今回から作り…たいなあ…(希望的観測)

動画作り:BGM置く→立ち絵と背景置く→頭で台本作って即興で台詞打ち込みと配置、立ち絵と場面動かしを直感でしていく→BGMに少しだけ合わせる形で台詞を動かす。

この作業でやっているため、基本進捗1割って言ったら1割以上存在しないんですね。不思議。

それで今回3分進捗を金曜で抹消させました。(気に入らなくて、暗くて)
7話は台本作ってみます…。

そんなif話。

琴葉姉妹に再会した話

皆様。恋、してますか。

いいですよね恋。
好きになった人の言葉と行動1つ1つに一喜一憂。
その人が嬉しそうなら自分も嬉しくて、悲しそうなら一緒に悲しんで。

まあ私は失恋したばっかりなんですけどね。
(自身の動画2話でしれっと言ったあれですね。完結したら笑い話として書いてもいいかも知れませんね。実際全部面白いんですけど。)


さて、今回筆を取った理由ですが、長文お気持ち表明をするためです。

Twitterで感想を送るのが恐らく困難…いや140文字で絶対に終わらせたくなかった。
ここまで心を揺さぶられたからには書くしかないと思ったんです。

(ここまで打っててなんですが、

創作には創作で返答すべきなのでは???????

と頭
の自分がクソデカ文章で語りかけてきました。張っ倒しておきましょう。



今回ご紹介するのはこちらの動画シリーズ。「百合の葉」別名「せや!」


私の動画を履修中であればご存知…ご存じない?蹴っ飛ばすぞ。
私のを履修する前に見てこい。ごめんなさい。見てください。お願いします。
姉妹好きなら必修科目。
恋愛とは、好きとは。全力で突き詰めて百合の葉は物語が紡がれていく。
青春…で片付けきれない、登場人物は苦悩しつつ自分の気持ちを確かめる物語。

まずこの方の動画を語る前に、出会った経緯を。

まあ憶えてません。(は?)


ただ確実に言えることは…琴葉姉妹から逃げている最中でした。
「むかしのどうが」として残してはありますが、私は2年前まではボイロ畑の人間でした。
動画投稿もしていましたし、毎日狂ったように琴葉姉妹を探していました。
(琴葉姉妹シュガー始祖動画を初期の時点で見つけて応援してた位には。ここドヤ顔ポイントです。)


私は間違いなく琴葉姉妹が好きでした。でも好き過ぎて、向き合いきれなくなってしまった。
琴葉姉妹が怖くなって逃げたんです。



自分語りや暗い話題を自分がするのはイヤなので、多くは語りませんが
私は基本姉妹が出ていれば(姉妹が姉妹としてでなく、姉妹が喋っている時点で)
全て見ないといけない義務追い視聴者でした。
ただちょっとその…2年前ってそこそこなんかボイロ畑って荒れてたり、どうしても投稿者=視聴者な世界のため…はい。



そんなある日、私にとって好きなことは明白である琴葉姉妹の事を…
大好きな2人に対してふと、苦しいと思う日が来ました。(倦怠期かな?????)


そこから、メインで姉妹が出ている動画を極端に避けるようになりました。



姉妹から逃げ続けていたある日(気付いたら2年経っていた)
ふとシュガー始祖の方がRTしたサムネイル…?(色調補正がかかった姉妹)が目に入り、何を思ったのか恐る恐る元になった人の動画を見に行きました。
(多分今まで見なかったような可愛い姉妹に引っ張られたのかもしれない)



あー、シリーズものなんだ。

じゃあ最初の話からみてみよう。

1話視聴 ああ、絶対に有名になる人なタイプの編集だなあこれ。(視聴継続)

2話視聴 正統派な続き…?懐かしい感じな姉妹動画だなあ…。(視聴継続)

3話視聴 
ここだけ長めだからかな…?再生数少ない…?
あー小説みたいな心理描写で進めてくのね。じゃあしょうが無いのか。














































凄く、綺麗だった。

なぜ、なんで。その言葉への返事が凄くはっきりとしていて、とても丁寧な本がそこにあった。

反省させられた。

小説を読む時のように姿勢を正して、例えるなら、指で優しく字を追うように見なくちゃいけない。
そう考えて、続きをすぐに見ずに最初からもう一度、私は見返し始めました。
(以下全話感想)


1話目 かわいい。
編集が凄く丁寧で、天丼や勢いのある琴葉姉妹特有の会話。姉妹好きで楽しんで作ったのかなってそんな面白さが凄く好き。
シンプルな場面だからこそ言い訳ができない中、面白いをド直球で当ててくる絶対に有名になる人特有の1作品目。

2話目 So cute 姉妹百合。
上がる編集技術。心の機微表現、ただ好きを好きで終わらせない姉妹百合をしてて、1話からの正統進化しつつ見てて楽しい。
姉妹を見守るような気持ちにさせられて凄く好き。

3話目 個人的に一番好きな話。
多分最終話が更新されたらそっちが好きになるけど、今の所一番好きな話(大事なことなので云々) 

9分でこの話を収めきってるのがまず凄かった。
この方らしさのはじまり、ポケモンBGM。
なぜ?こうだから。絶対に答えてみせる琴葉姉妹。
沢山の葵ちゃんの感情が詰めに詰められ、それに返事をする茜ちゃん。

刺さった。刺さりまくった。
ゆったりと、でも確かに感情が動かされる話。
この話から私はファンになった。投稿日を見て、琴葉姉妹から逃げた自分を殴りに走った。未だに殴るのから避けられているけれどいつか殴りたい。5/8の私出てこい。

4話目(せや!1話目) もうこの方の動画ですね。一目見て分かる凄い。見ててかわいい。
分身葵ちゃんと茜ちゃん。茜ちゃんの方が何枚もうわて。ドロドロに甘い話を終始見させられて、琴葉姉妹百合ガチ勢へ無事引き戻しさせられました。(投稿者コメの不穏さからは目を逸らしたい)

5話目(せや!2話目) 正直2番手に好き。3番手に…なるのかお前…。
茜ちゃんのターン。でも互いに可愛さでの殴り合い。かわいい&かわいい。かわいい(半ギレ
通話の際に現れる横線自作ですわね…?そこにあっても違和感ないものが自然とある。
最後のボイスメッセージは何かを思い出して刺さりました。
姉妹の可愛さを全力で出している話。可愛いを邪魔しない可愛い演出が4話目から続いてる。

6話目(せや!3話目) なに食べたらこのネタ出てくるんですか。
髪揺らし、湯気、腕動かし…編集力全振りレベルアップをなされてる。
髪が揺れつつ姉妹戦闘シーン(オンミョーン)
葵ちゃんターン…ではなく茜ちゃんターン。はやぶさの剣
ばぶ?(逃げるな)が最高に好き。強いお姉ちゃんを求められつつ甘えるお姉ちゃんと、それを望んでも甘えてもいい状況を作る葵ちゃん。かわいいね。

7話目(せや!4話目) 告白スタート!?進展させるの!?
もはや編集力上がったとか言葉にする必要がなく、この人の動画!見る!の域。
ここで投稿日が6/5なのに気づいて5/8から投稿間隔が1週間なのに気づく。(???)
好きを伝える茜ちゃんターン。ここからああ、百合の物語が始まってるんだなって。
繊細な、丁寧な物語が一気に心へ刺さり始める。
これが5分…?密度が凄い。この時点でTwitterフォローをした。(コミュ障過ぎて創作するまで絶対に話しかけないと決心も同時にした。)

8話目(せや!5話目) 恋愛してるなあ…(遠い目)
ゲーセン回…なんだこの演出!?やろうと思って出来るを越えてる。1週間しか空いてないヒェ…。
投稿17:05が地味に好き。
強さと弱さ、それを一番分かってるから許す茜ちゃんはやっぱりかっこいい。
あかりちゃんが好きになってもしょうがない、でも葵ちゃんは攻めきれるか怪しくなってきた。だけどあかりちゃんは攻めれるスキをちゃんと葵ちゃんに伝えに行く。優しいね。失恋した事があるからこその優しさ。凄く苦しい。けれど応援したくなる、でも葵ちゃんを応援したい。2人には頑張って欲しくなる、頑張れ…。

9話目(せや!6話目) やっと最新話に追いついた!!
葵ちゃんが頑なに拒みつつ奮闘する。
3人共同じサイト…見てるんだなあ…。(考えることはみんないっしょでかわいい)
なんだかんだ一番笑ってる回かもしれなくて好き。(タカハシのせいだけじゃない)
姉妹もあかりちゃんもかわいいけど、その可愛さを相乗させるようにサンリオが好きを乗せてて強い。女の子として実際に好きになれるものが確かに存在する子たちになっていて、より好きの言葉に重みが増し始める。好きの意味が存在し始める。
茜ちゃんの1人勝ちしつつ3人が奮闘してるのが安心して見れて楽しい話。

10話目(せや!7話目) 出かけていて、車で音だけ聞いてたら泣かされた。
一気に話が進みはじめて、感想を出来る限り伝えるを信念としてる身として伝える予定が狂った。見え隠れする伏線。今までの話、履修してるよね?と言わんばかりのお話。
気づけなかったなぜを、こうだからと、膨れ上がってしまっていた気持ちを突然可視化される。
葵ちゃん、茜ちゃん、あかりちゃんが真剣に向き合いはじめ、もう今のままじゃいられない、いさせない、決着を付け始める時間だと嫌でも向き合わされる。
BGM選出がコレ以外存在しないと思うくらいに、心情と合わさった空気が作られてずっと心を揺さぶられる。
4人共相手へ向き合ってずっと話してて、真っ直ぐで、優しい。
その優しさがどうしようもなく切ない。
言い回しが天元突破しはじめ、ここからずっと胸を抑えつつ見ることになる。次週の私頑張れ。この人の話は覚悟しないと死ぬぞ。

11話目(せや!8話目)及び(Twitter七夕) 心をぶん殴られた
崖の演出、思いつくのが凄すぎる。
嫌でも向き合わなきゃいけない事をゆかりさんが向き合わせてくれて、茜ちゃんを奮起させてくれて、優しい。優しすぎるくらいに。
あかりちゃんが手を掴む、手を掴めなかった茜ちゃんは、掴めなくても運命を変えてみせる。
シナモンしれっと取り出す優しさ。大事なものはなんでも絶対に持っててみせる強さ。
葵ちゃんのため。その姿を好きになれるあかりちゃん。苦しいよね、でも苦しくても好きになれるなんて凄くて、かっこよくて、眩しい。
泣かないわけが…いや終わるまで絶対泣かないとこの時点で決めた。
本当に好きだからこそ、退いた瞬間終わってしまう恋に負けないために、退かないで好きな人を見てるからこそここまで茜ちゃんを知れた強さ。
そして最後に見逃してあげる葵ちゃんの優しさ。
みんな優しい。そして強い。私達は夜空のように見守るしかできない。
彼女達が輝くのを、暗がりからみつめるしかできない。
黄色い短冊さん??ちょっと???

幕間 コメントで色々考えてるんだろうなあってブログを上げる前に(正直どうしてかは憶えてないけれど)感じ取れて、何話を作ってたか憶えてないけれど、間に合わなくなるのを覚悟で絵を描いた。描くしか無いと思った。創作には創作で伝えるのが真摯な気がしたから。
拙すぎる絵だったけれど、ブログを見て、その後すぐ支援絵が連続してたので早めに渡してよかった(KONAMI

終わる話数を覚悟させてしまった気がして未だに言葉にしてよかったのか悩んでる。
この方が自分で決めた話を、絶対に信じた道を行って欲しいと思ったので多分よかったって思いたい。

12話目(せや!9話目)
皆真剣に悩んでて、相手を考えてて、心がズタズタになった。
普通の日常がたしかにあるけれど、その日常を噛みしめる時間はもうないんだって思わせる。
恋してるってなにか、好きってなにか、今まで築き上げてきたのはなんなのか。
葵ちゃんはそれをかなぐり捨てて、挑む覚悟をしちゃった。
偉いね。偉いね…(必死に目頭を抑えて泣かないって覚悟を忘れずに見る)
もう恋は終盤で、今までの想いの総決算が始まって。
全力で行動を起こして、全力で言葉を並べる。告白じゃないけど、告白できるようになった葵ちゃん。
好きな人のために、自分の覚悟のためにお揃いだったであろう髪を切る、まるで姉への恋はおしまいとでも言うように。思い出すだけで泣きそうになる泣くんじゃない。
葵ちゃんなら、大丈夫、頑張れ、頑張れってずっとあかほしから応援してる分心が死んだ。
茜ちゃんがどんな答えを出しても、きっと2人は受け入れるんだろうなって、優しさが見えて余計に苦しかった。
ゆかりさんはもう、言葉を出来る限り抑えるのに必死な気がした。言葉にしちゃえばかんたんだけど、出したらどっちかに加担しちゃうそんなギリギリを、ちゃんと見守ってる。
一番心苦しい立場だからこそ、厳しい言葉しか出せなくなる。優しさ。
恋はもう夕暮れ。茜ちゃん頑張れ、応援してる。いや茜ちゃんなら出来るだろうから。
伏線!伏線!死ぬ!!

13話目(せや!10話目)
感想を抑えるのが苦しい。抑えすぎてまるで面白くなかったみたいな感想を送ってた。許せないわたあめ。でももうここまで来たら待ってるしか言うべきじゃない気がした。
なぜ茜ちゃんと葵ちゃんは方言が違うのか。突っ込まざる終えない所も繊細に回収していて、そして恋を通して成長した葵ちゃんから目が一切離せない。
あかりちゃんは自分の好きをはっきりと口に出せるのに、葵ちゃんはまだ言葉が選びきれない。だって、きっと、最初で最後の告白だろうから。ずっとずっと好きは何かを悩み続けてた葵ちゃんだからこそ、ここまで真剣なのかな。
あかりちゃんもこれからだけなら、負けない筈なのに…。葵ちゃんの存在が強すぎた。
だからこそ「行けなくてもいい」が刺さる。「一緒にいたい」それだけが本懐だから。
葵ちゃんは好きな人(茜)を好きな人(あかり)さえ知る覚悟をしてて、あかりちゃんは真っ直ぐ全力で好きを伝え続けて、自分の時間を好きな人といられなくても好きな人といられるように使い始める。
その2人へ茜ちゃんは本当に真剣に悩んでて。
ゆかりさんは葵ちゃんに対しても優しい。その優しさに迷いなく宣言する葵ちゃんはあまりにも…もう誰にも邪魔なんてさせない、できない想いにまで溢れかけてる。
好きってなに?恋ってなに?それは葵ちゃんが納得出来ればもういいんだ。
でも最後の姉妹として必要な壁が多分最終話に持ち越される。
茜ちゃんは「うちは1人を選ぶ」が1人でいることを選ぶのかと思ってヒヤッとしたけれど、茜ちゃんならちゃんとどんな選択肢でも相手へ尽くすから信頼して最後を待ってる。
動画のキャラへの信頼と製作者への信頼。


休んでほしいけれど、ここまで全力の話を創ってる姿を見たら頑張ってください以外言えるわけがなかったのでひじき終わったらちゃんと少しはゆっくりしてください。
それか早く美味しいもの贈らせろください。
あなたの創る物語がどうしようもなく好きだけれど、あなたの創る物語がこれからなくなることのほうがもっとずっと苦しい。

14話目(せや!11話目最終話) 視聴したらここへ追記して、⛄さんへ渡す。



まあ全力でまずは取りに行きましたね。
最終回。でも凄く開幕から青空が見える。きっと信頼していいって思える。
懐かしい場面転換、そして射的勝負の開幕演出。何話進んでも新しいものを見せてくれる。
伊織さんは凄く親らしい親(私の知ってる親とかになっちゃうけど)

今までの積み重ねがあかりちゃんから始まる。
告白出来ない失恋は苦しいよね、だって失恋したのに失恋しきれないんだから。
最後の好きを伝えるあかりちゃんは本当に眩しくて、歯を食いしばりながら見守ってた。
あかりちゃんがいたからこそ茜ちゃんは自分がやらないとから開放されて走れる。

葵ちゃんの積み重ねが始まる。
茜への再確認、積み重ねてきた行動、言葉を全て優しく確かめてく。

ゆかりさんは誰も頼れなかったからこそ、ここまで抱え込んでしまったのかな…
折れて折れて、もう全てが嫉妬してしまったのかな…。

でもそんな感情に茜ちゃんは「信じる」「信じて待つだけ」の二言。
あかりちゃんが欠けても、葵ちゃんが昔のままでも、ゆかりさんが何もしなかったら
多分出てこなかった言葉で「何もしない」

凄く重い言葉すぎて死んだね!!

来てくれる葵ちゃんで涙腺は決壊した。だって強くなれた対比やんこんなの…。

好きな人に好きを伝えるなんて当たり前だけど、それしか言葉はないよね…

最愛の人への行ってらっしゃいだけど、おかえりが絶対言えるから、だから悲しくないからもう、私はこの物語を見終えていいんだなって気持ちになれた。
だってもう4人は絶対に自分たちの幸せを自分で探せるから。

もう終盤からボロ泣きで感情ぐっちゃだから書けたことだけでもゆるされたい。
だからもうこれで締めようと思う。言葉にしきれない気持ちだってあるんだ。



きっと一生この人の作品は心に残る。

私は琴葉姉妹に再会した。

その姉妹は優しく、強く、可愛い。

そして今は憧れになった。

そんな話。